私は茶道を学んでいるのですが、先日茶道の先生のお祝い茶会&パーティがありました。
それで光栄にも、社中一同から先生へのお祝いの品を私が作ることになりまして、二ヶ月ほど前から鋭意作陶し用意致しました。
しかしパーティでは箱に入ったものをお渡しするだけになってしまい、先生やご列席の方々に品物の披露も説明も出来ず、空しさの中終わりました
気を取り直して、せっかくなのでお贈りした品をここで紹介します。
一重口末広水指
今回は金属調の釉薬に統一して用意。今後の発展を祈念した末広形です。
茶碗
たっぷりお茶を飲めるサイズにしました。腰が広めの碗形で、胴に轆轤目がまわっています。
鉄鉢建水
修行僧の道具である鉄鉢を模した建水です。
聞香炉
香道で使う道具ですが、火入れなど色々と使えるかなと思います。
最近はこの金属調の釉薬を多用しています。しかし自家製の為か、なかなかセンシティブな釉薬でして、5度程度の温度差で仕上がりが大きく違ってきます。今まで探り探り使ってきて、ようやく狙い所がわかってきたため、今はとても楽しい釉薬になっています。
ミルが無いので、相変わらず乳鉢で調合していますが、実はそのことも回り回って仕上がりに影響しています。
もう少しこの釉薬と付き合っていこうと思います。